A.国土交通省の「建築物における天井脱落対策に係る技術基準の解説」の中で「既存吊り天井落下防止措置 設計例4」では、不燃材ネットは使用されていません。また不燃材もしくは準不燃材を義務付ける内容は指導されていません。
よって 以上の見識から不燃材にしなければならない必要はありません。
A. 施工面積によって違いますが、吊天井用の防護ネット柵(500m2程度)で約2週間かかります。ただし、防護ネット柵工事用の仮設足場・養生等の工期は含みません。
実績:京都大学体育館天井防護ネット柵工事(450m2で2週間)
A.案件の写真や計画に必要な図面資料をお送りいただければ(E-mail:info@sakcs.jp)対応可能です。まずはこちらよりお問い合わせください。
A.脱落によって重大な危害を生じるおそれのある天井、以下のすべてに該当するものとして定義されています。
・6m超の高さにある天井
・水平投影面積200m2超の天井
・単位面積質量2kg/m2超の吊り天井
・人が日常利用する場所に設置されている天井
A.「落下防止措置」とは、天井材の落下による衝撃が作用した場合においても脱落及び破断を生じないことが確かめられた部材(ネット、ワイヤー、ロープ等)の設置により、天井の落下を防止する措置であるが、地震時(屋外に設ける天井にあっては、強風時)に天井の一部又は全部が万が一脱落した際、ネット等が永続的に当該天井を保持し、脱落を防ぐことを性能として求めるものではなく、地震時などに利用者の避ができるよう、脱落した天井を一時的に保持する性能を要求するものである。したがって、天井がネット等で保持されている状態で、さらに余震などが生じた場合において天井の一部又は全部が脱落することを担保するものではない。国交省「建築における天井脱落対策に係わる技術基準の解説」引用
A.既存天井はすべてサイズ・施工内容・落下物等が違います、よって個々の構造計算や大臣認定取得は不可能に近いです。また、国交省の「落下防止措置」の定義で構造計算や大臣認定による永続的な保持を要求するものではありません。
A.現在、国土交通省は既存建物の所有者に外壁・天井の落下防止措置の「定期調査報告」を3年毎に有資格者による調査報告を義務付けしています。もし、報告をしなかったり、虚偽の報告をした場合は、罰金罰則が科せられます。